初心者にオススメの東京のサイクリングコース
自転車は、スポーツとしても趣味としても交通手段としても利用できる、さまざまな顔を持つ乗り物です。小さいころから乗ってきた自転車でも、改めて始めてみようと思うと、どんなところから走ってみたらいいのかわからないものですよね。そんな初心者の方にオススメのコースの選び方と、東京都内のサイクリングコースを3ヵ所ご紹介します。
東京の人こそ自転車がおすすめ
まず、この記事でお伝えしたいのが、東京の方にこそ自転車がオススメだということです。公共交通機関は非常に便利で使いやすいですが、その一方で乗りっぱなしで動けないことも多く、満員電車やバスでの移動を余儀なくされる方もたくさんいらっしゃいます。自転車は、会社や学校が公共交通機関の利用を促していない限りは、通勤通学でも使用でき、朝から身体を動かせる有意義な時間となります。運動不足が気になる方こそぜひ、サイクリングを始めてみましょう。
コースを選ぶポイント
サイクリングを始める人がコースを選ぶためのポイントを見てみましょう。
1. 距離と時間
初心者はまず短めの距離から始めることが大切です。目安としては5kmから10km程度のコースから選ぶのが良いでしょう。時間はまずは1～2時間程度から始めます。
2. 地形と難易度
コースは平坦を選びましょう。まずは自転車を漕ぐということに慣れる必要があります。最初からアップダウンが激しいコースにしてしまうと、自転車に慣れない分、余計な疲れや筋肉痛が出てしまいがちです。舗装されていて走りやすいことと、道路の高低差も事前にチェックしましょう。
3. 交通量
交通量の多い道は、走りづらく恐怖心にも繋がります。まずは歩行者が少なく、車の通りも落ち着いているコースを選びましょう。
4. 景色と楽しみ
景色の良い場所は、サイクリングの醍醐味です。自然の風景や観光スポットが楽しめるコースを選ぶと、サイクリングがより楽しくなります。また、ランドマークや目印になる建物は、距離の目安にもなります。
またご飯や休憩をとる場所を決めておくと、そこが目的地となってくれるので走行中の楽しみとなります。疲れを癒すリフレッシュの場所も走行前に決めてみましょう。
5. 天候と季節
サイクリング当日の天気予報を確認し、雨の日や風が強い日は避けましょう。また、海沿いなどの天気の変化が激しい地域では、初心者のうちは特に天気の確認を怠らないようにします。また季節に応じた適切な服装で、快適にサイクリングを楽しめるようにしましょう。
東京都心部でオススメ「皇居周辺」
皇居外周は一周で約5km。比較的平坦で走りやすいのが特徴です。皇居周辺は都心部で働く多くの会社員が、ランニングやサイクリングを行っています。お堀の水や緑で溢れる景色は、ビルに囲まれたオフィス街で働く人々に、大きく深呼吸をさせる癒しのスポットです。
皇居は開放感ある空間で、サイクリングしている方も多いですが、その分周りのペースに引っ張られすぎてしまうこともあります。まずは自分のペースを保ちながら、一定のペースで走れるように意識しましょう。
他にもパレスサイクリングという、自転車専用の特別コースがあります。こちらのコースは祝田橋～平川門までの往復約3kmです。日曜日を開放日として、午前10時から午後3時まで開放しています。車両は通行止めとなるので、交通量を気にする方にもオススメです。
東京郊外でオススメ「昭和記念公園」
昭和記念公園は、立川市にある国営公園です。その敷地面積は広く、多くのイベントが開かれています。昭和記念公園は入場に800円かかりますが、それでも安いと思うほどサイクリングに適した環境が整っています。
サイクリングコースの総延長はなんと14キロ。コース各所に駐輪場もあるので、休憩がいつでも取れます。また昭和記念公園は、その季節折々の自然の景色を間近で楽しむことができます。自転車をレンタルすることも持ち込むことも可能です。スピードを出したり無理な追い越しはできませんが、その分ゆっくりと楽しみながら走ることができます。まさに初心者にはピッタリのコースです。
東京下町でオススメ「ソラマチ周辺」
ソラマチ周辺は、商業施設やランドマークも多く、非常ににぎわっています。広めに確保された道路が多いので、自転車でも走りやすくなっています。都会の景色を楽しみながらも、川沿いの開放感を肌で感じることができます。浅草寺周辺もサイクリングコーズとしてよく選ばれますが、近年は外国人観光客が増えた影響か、道路にまで人が溢れている時もあり、少々走りづらさがあります。初心者の方は最初のうちは浅草寺の方には行かず、ソラマチ周辺を回りましょう。
ソラマチ周辺は休憩できるカフェなどもたくさんあるので、快適な時間を過ごすことができます。息抜きにスマホでビーベットをプレイすれば、自転車とはちがうエキサイティングな時間を過ごせますよ。
最後に
初心者の方は、まずは無理せずに、そして気楽に楽しめそうなコース選びを心がけることが、長く自転車ライフを続けるコツです。これらのコースで走り慣れてきたら、アップダウンのあるコースを選ぶなど、徐々にそのレベルを上げていきましょう。